AIに渡す文章から、不要な個人情報を伏せる
ChatGPTにメールの下書きや文章の要約を頼むとき、相手の名前やメールアドレスまで必要とは限りません。貼り付ける前に、依頼に不要な個人情報をマスキングすると、伝える内容を絞れます。 Claude・Gemini・Copilotなどに文章を渡す場合も、入力前の準備として使える方法です。
Safe to Shareは、テキストの選んだ範囲を伏字にする無料のツールです。入力した文章はブラウザ内で処理し、サーバーへ送信しません。個人情報を自動検出する機能はないため、隠す箇所は自分で選びます。
例:問い合わせメールの返信案を作る前に
次は架空のメールです。「商品の到着日について確認する返信案」が欲しい場合、名前・住所・メールアドレス・注文番号を伏せても、問い合わせの要点は残せます。
加工前の文章(架空の例)
山田花子です。 注文番号 SAMPLE-1234 の商品が、予定日を過ぎても届いていません。 配送先:サンプル県見本市例町1-2-3 連絡先:hanako@example.com いつ届くか教えてください。 山田花子
選んだ範囲を [MASK] に置き換えた文章
[MASK]です。 注文番号 [MASK] の商品が、予定日を過ぎても届いていません。 配送先:[MASK] 連絡先:[MASK] いつ届くか教えてください。 [MASK]
名前は冒頭と署名の2か所にあります。同じ文字が自動でまとめて置き換わるわけではないので、それぞれ選択します。注文番号など、個人情報以外でも共有したくない文字列を選べます。
加工した文章に添える依頼文
以下の問い合わせに対し、配送状況を確認して折り返す旨の返信案を作ってください。 [MASK] は伏せた情報です。伏せた部分を推測せず、そのまま残してください。
返信案を受け取った後、必要な宛名などは送信先を確認して自分で補います。複数の人が出てくる文章では、全員を同じ伏字にすると関係が分かりにくくなるため、AIに渡す内容を短く整理する方法もあります。
プロンプトの個人情報をマスキングする手順
- Safe to Shareに文章を貼り付け、「編集を始める」を押します。
- 「マスクする範囲を選択」で名前や連絡先などをドラッグして選びます。端末によって「選択範囲を隠す」が表示された場合は、そのボタンで確定します。
- 署名や引用文まで読み、隠したい箇所を一つずつ選びます。
- 「置換する文字」を確認します。初期値は
[MASK]で、変更すると選択したすべての範囲に同じ文字が使われます。 - 「コピー」を押し、貼り付け先の入力欄で内容を確認してから送信します。
操作の詳細は使い方をご覧ください。
ChatGPTなどへ貼る前の確認ポイント
- 氏名・住所・メールアドレス・電話番号が、本文以外の署名や引用にも残っていないか。
- 会社名・顧客名・案件名・未公開の金額など、依頼に不要な機密情報がないか。
- 伏字にした部分がなくても、AIに依頼したい内容が伝わるか。
- 所属や経歴、詳しい出来事の組み合わせから、誰の話か分かってしまわないか。
ここで行うのは、選択した文字を伏せる処理です。「匿名化したつもり」でも、残った文脈から人物を推測できる場合があります。マスキングだけで完全な匿名性が得られるわけではありません。
Safe to Shareでの処理と、その後AIに送る操作は別です。コピーした文章を外部サービスに送信する前に、利用先のルールや所属先の情報の取り扱い方針も確認してください。
文章の共有にも使う
AIへの入力以外に、問い合わせ文やチャット履歴を人に見せる際にも使えます。 文章を共有する前に個人情報・機密情報を伏せる方法では、会話の経緯を残して加工する例を紹介しています。
入力内容の処理・保存についてはこのサイトについてをご確認ください。 文章のマスキングを始める